** 新・コバッチョ日記+++☆
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どこに「欲望」が映ってるんだろう・・・?
「欲望」を見ました。
原題は「Blow Up」で、日本語に直せば「引き伸ばし」。
んー・・・・
ストリー的にもBlow Upの方がいいような。
全然「欲望」って感じは受けませんでしたけどね。
映画の方は良かったです。

中川のおばさまみたいな綺麗な女性(若いけどw)が、
公園で中年男性と戯れキスしたりしているその行動を、
たまたま出くわした人気カメラマンが盗撮するのですが、
スタジオに帰り引き伸ばし(Blow Up)てみると死体が写っていて・・・・

というストーリーです。
終盤、ライブハウスシーンが映し出されるんですが、
ん?この顔、このギターの弾き方、
若き日のペイジじゃないか?と思い
Wikiで確認してみるとやっぱりジミー・ペイジでしたw

20150314.jpg

ペイジがヤードバーズ時代、ジェフ・ベックと
ツイン・リードを組んでいた頃の貴重な映像だそうです。
で、ジェフ・ベックの方はアンプの調子がおかしく、
頭にきてギターを叩き壊すという役柄です(笑)
もちろん監督の演出です。
ペイジファン必見ですね。

それにしても「砂丘」といい「欲望」といい、
なんで予告編はあんなに裸やエッチなシーンばかりなんだろ。
映画自体はそんなものに重きを置いてなく、
裸やセックスシーンは少ないんですけど
予告編見るとそんなシーンばかりかと期待しちゃいます(笑)



DVD2本
ピンクフロイドの本をお土産で貰い、

81s5XSiLzvL.jpg

読んでたら「砂丘」を見たくなったのでAmazonに注文。
昨日着きまして今日見てました。

20150313.jpg

映画自体は不評で、ピンクフロイドのメンバーも
多くを語りたがらない映画なこともあって
見てなかったんですが、やっぱりね、という感想です(笑)
圧巻だというラストの爆破シーンもくどいし、
何が何やら分からん映画でした。
分かったことといえばニック・メイスンのいうとおり、
「アントニオーニの音楽の使い方はイモ」ということです。
なお、主演女優のダリア・ハルプリンはデニス・ホッパーの元妻だそうです。

明日は一緒に頼んだ、
同じくアントニオーニの「欲望」を見ます。
写真が気に入ってたので前から見たかった映画です。

20150313b.jpg

以前、りこちゃんの撮影時、
こんな写真を撮ろうとりこちゃんを仰向けに寝させ、
その上に乗ったら「ギャー!」という叫び声とともに蹴飛ばされました(笑)
「違う、違う。こんな写真を撮りたいが」
と見本を見せたら納得し、その後はノリのいいりこちゃんですから
ナイスな写真が撮れました♪
「危ない!」と思ったんでしょうかねえ(笑)





生GENESIS
火曜日は中村に行ってました。
寒かったです。雪が舞ってたもの(笑)

そんな中、
例のサルガドさんの写真集を私も買ったと
女友達 からLINEが入りまして、
買った理由が

スペイン旅行時、ふらりと入った写真展がGENESISで、
あまりの感動であの写真集を買って帰りたかったけど重すぎて断念。
帰国後Amazonで買ったとのこと。

なにせ3.8キロだからねえ。
あんなもん旅先で買ったら重くて旅行なんてできないよ(笑)

え?
スペインに旅行?
写真展を生で見た?
いいなぁ。うらやましいなぁ。

大きなパネルで見たら物凄いパワーやった

そうです。
僕も何年か前に東京でサルガドさんの写真展見たから、
彼女の感じたその迫力、感動がよく分かります。

で、
「(写真の被写体を、僕の)後ろに寄り添って一緒に見てるように感じた
と評してくれたのが彼女です。





あの子のとりえは・・・
仕事が少し落ち着き、なんとなく年度末に間に合いそうで安心し、
そうなるともうこっちのもの。
本を数冊とっかえひっかえ読んでます。
その中の一冊に森山大道の「通過者の視線」があります。

81ONtPuzYwL.jpg

それからの引用です。

以前「アサヒカメラ」がぼくの特集をくんだ際、
担当編集者が母に取材に行った。

「あの子は正規の教育を受けていない(*)から、
それが唯一の取りえかしら」

と母は話したらしい。
ぼくはそれを読んで母の言葉にとても感動した。



正規の教育を受けていないのが取りえ・・・
お母さんはあの時代に女子大(当時は専門学校)まで出てるんですが、
素敵なお母さんですね。


あっ!税務署行かなきゃw



(*)森山氏、高校は夜間の工芸科中退です。
それを指してるのか、写真の教育を受けてないことを
指しているのかは定かではありませんが、多分前者でしょうね。




重い写真集
注文してたサルガドさんの写真集が来ました。
戦争や貧困を撮ってた彼の写真は重いけど、
今回のは特に重い。

20150227b.jpg

3.8キロもありますw

「報道カメラマンとジャーナリストとのちがいは、
単にそこにいるのではなく、そこに留まることなのです」

という彼は、事実、デスクが欲する「絵」が撮れるとわずか数日で
次の被写体を求め去っていく通信社のカメラマンを辞め、
フリーとなり、現場に留まり戦争やそれに続く飢餓貧困を撮った。
彼の写真に一種の神々しさすら感じるのは、
そういった彼自身の「生き方」によるものだろう。


サルガド「愛」の言葉より

対象と一緒にいること
敬意を持って撮る
興味のあることを撮らないといけない
画面の四隅を意識しなさい


僕も、サルガドさんのような写真はとうてい撮れないけど、
上の4つは常に意識しています。
たとえば綺麗な子を綺麗に撮るのは誰にでも撮れることで、
その子の「生活の中で」撮ってみたい。
そのためには被写体と自分の間にカーテンがあってはならず、
自分がそこに居、カメラを持っているにも関わらず相手は
無防備なまま自然に振る舞う。
「こんなとこまで撮るのぉ」といいながらもあくまで「日常」。
そういう間柄になった時に初めて「イイ」写真が撮れると思ってます。
他人がその写真をどう評価しようが興味ないです(笑)

で、僕が、自分の撮った写真を誰かに見てもらった時、
言われて一番うれしい言葉

「ウマイね」「いいシャッターチャンスだね」「焼きがいいね」・・・

そんなことではなく

「(写真の被写体を、僕の)後ろに寄り添って一緒に見てるように感じた」

言われたことは一度だけです。

M浦くん、頑張ろうねw