** 新・コバッチョ日記+++☆「岩下俊三のブログ」より
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「岩下俊三のブログ」より
いろんな情報が飛び交う原発事故。
政府や東電の発表なんか鼻から信じちゃいませんが、
じゃ、何を信じればいいのかといえば想像やハッタリは言わず、
検証できうる情報でのみモノを言うジャーナリストですね。
その中のひとり(だと僕は思う)の岩下俊三氏が
事故後初めて記事を書きました。
以下です。



原子炉でメルトダウンがはじまった情報を開示せよ

さまざまな憶測、誤情報があり東電、経産省、枝野らの発表も、明らかに安心させるための誤魔化しにすぎない。第一号炉に続いて三号炉も爆発した。異常事態である。

したがって検証できる情報のみを述べる。

この爆発の前、フリーが現地取材している。ジャーナリストの山本宗輔、森住卓、野田雅也、豊田直己、綿井健陽、広河隆一である。前日に郡山に入り、13日、既に避難地域となっている双葉町で午前10時20分時双葉町役場玄関付近で放射線を計測。すべて測定器が振り切れた。更に午前10時30分頃 双葉町厚生病院玄関前で計測したところ、ここでも、すべての計測器が振りきれた。(ベリタ情報)これで政府のいう「データ」「数値」がいかに根拠がないものか、現地取材を敢行した人間は改めて感じたことだろう。

また、駆けつけた米空母の乗組員が被爆したという情報もある。ということはCNNもすでに報じている「メルトダウン」が現実のものとして、世界中を駆け巡っているということなのだ。国内で、官と東電の小出しの安心情報連発にも関わらず、世界は事態の深刻さをすでに知っている。隣接する韓国、ロシアは放射能の及ぶ影響まで計算しいるのだ。20kmどころの話ではない。

しかしなんとか事故を食い止めようとして、負傷した東電の現場作業員やその下請け社員、そして自衛隊員の奮闘には感謝するしかない。感謝しながらも生命を省みない彼等=特攻隊で対応するしかない原発の巨大な虚構システムを企画した政府、官僚の利権構造に怒りを禁じえない。

現在努力している方々には素直に頭が下がる。しかし全てを隠蔽せんと矛盾したコメントに終始する東電トップ、政府保安院、枝野は許しがたい。収束に向かっているなど、だれも信用していないのに、言ったそばから目の前で爆発が繰り返され民間の被爆者の数が増えているではないか。

ここで政府は正直に、努力はしているが、放射線被爆と放射能汚染は甚大であり、炉心溶融による水蒸気爆発を想定し、首都以西に避難されたいと、国民に通達すべきである。もちろん、そうならないように万全を期すが、国民の健康と生命を保証するため、政府はそのように選択した、、、と。

日本国民はそれでも黙って粛々とそのように行動するはずである。それを何の根拠も持たず、ただ安心しろというのは不安を煽るだけである。もし、それしかいえない利権を隠して、言っているのなら、それこそ非国民である!

そしておちついたら今後の原発とエネルギー政策を考え直す時期にきていることを併せて表明すべきだと思う。


不安を煽るブログは厳に慎むべきである。だから事故後なかなか書けなかった。

しかし、一知半解な用語を用い「除染」だとか「建屋」だとかいいつつ、嘘八百を並べているのをずっと我慢して聞いていたが、ここえきて、三号炉が爆破し、二号炉の屋根も壊れかかっているというのに、まだ安心情報を繰り返す宦官どもについに堪忍袋の緒が切れた。

専門家諸君異論があるなら言って来い!国民を馬鹿にするのもいい加減にしろ。



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