** 新・コバッチョ日記+++☆風が舞いながら帯を解く
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風が舞いながら帯を解く
僕の希望は絵を描く前に、物体と自分と一人になって-直感で描いていく。つまり訂正したり、思考したりした線ではなく、直感から生まれた線の方が的確にして無限に深い。そして観者の心に訴えるところが多いと思う。あるいはあとで全体的に見た場合、誤りがあるかも知れぬ。けれども、感じを正直に捉え、健全なる線がひける。健全な線の方が病的な線よりも、常に本質的に優れているとは私は言わない。ただその方が正しいとだけは言える。

早く終わったのでネットサーフィン。
画家の藤田嗣治氏が残した言葉があった(上記)。
写真でも思考の末のものよりも、感覚だけで撮ったようなそれに引かれます。
以前読んだ本で、ジャーナリストの鎌田慧さんが、
人物取材の心得として以下のようなことを書いてました。

取材対象の下調べはもちろんする。
が、取材の時は一旦それらを全て忘れ、
自分が「今」聞きたい事のみを聞く。

つまり「自分の本能に従う」ということだと判断した。
じゃあ下調べの意味ねぇじゃんと思うかもしれないけれどそうではなく、
調べた事をたとえ忘れていたとしても、自分の血となり肉となった上での本能なのだ。
事前調査に縛られ、あんなことこんなことを聞かなければ・・・
などという予測をたてていたのでは対象の深部にまで入り込めない、
ということなのだろうと思う。

昔、一色仁というファッションフォトグラファーがいて、資生堂の写真とかを撮っていた。
彼は、ピントがどうの露出がどうのとかはあまり気にしてなく、
一心不乱にモデルの周りを風のように舞いながら写真を撮ってた。
カッコ良かったですよ

コメント
この記事へのコメント
レオナルド
藤田は天才です。少し前に上野の森美術館で実感しました。ありのままの自分を表現できる力があるから言えるような気がするのですが・・・。無能な私のひがみとも思えます。
2009/03/12(木) 20:09:15 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
なるほど
天才たるゆえの言葉ですかね。
荒木なんかも「適当に歩いてたらチャンスは向こうからやってくる。それをただ複写すりゃいいんだ」みたいな事言ってますもんね。言わんとしてる事は同じだと思います。でも、アラーキーは時々「偽写真」を行いますのでそれがまた面白いかと。

いまりこちゃんから「BSで森山大道してる」ってメールが来ました。でも待機所、BS契約してないのよねi-229
2009/03/12(木) 21:33:20 | URL | 工場長 #NqNw5XB.[ 編集]
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