** 新・コバッチョ日記+++☆今でもスポッティングは必ずします
2ntブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今でもスポッティングは必ずします
デジ一眼の大敵は撮像素子前に付着するホコリですね。
これが付いちゃうとそう簡単にはのいてくれない。
フィルムの時はフィルム巻き上げ時に
付着したフィルムと共に動き、
影響はその一コマだけなんだけどデジタルの場合
それ以降のコマ全てにホコリが写ってる。
修正が大変です。
でもアナログ時のスポッティングに比べ
スタンプツールでできるので簡単ちゃあ簡単。
大変なのは枚数が多い時だけ。

写真学校時代、担任はどんなに優れた写真であろうと
スポッティングしてない写真は

「はい、次」

でしたね。
つまりはパス。見てくんない。

スポッティングというのは印画紙上のホコリ(白く抜けている)を、
細い筆に墨状の物をつけ、それで黒く塗りつぶしていく作業ですが、
これが僕は苦手でした。

「してるつもりで見てくださいよ」

とかなんとか、僕を含め何人かは言うんですが、都度

「オマエなあ、どっかの展覧会に出す時もそんなこと言うのか?」

当然言いませんよね(笑)
その前にちゃんとしてます。

「人に作品を見てもらうということはどういうことか考えてみろ。
できないなら仕方ない。でも今持ってる力を100%出しきれよ。
それが見てもらう側の誠意だろ?」

正論すぎてグーの根もでませんね。
で、高知のあるカメラ屋に「スポッティングの名人」
と言われる爺さんがいまして、
夏休みに帰ったときに教えを乞うたんですが

「そんなもんやるしかない」

が教えでした(笑)
暗室職人としての気概溢れる言葉です。

「とやかく言わずにやれよ。そのうち分かるから」

ということでしょうが、
今の僕の基本的考えとなってます。

で、とりあえずやってきて、
多少の上達はありますが今でも下手だし苦手です。
でも力は出しきりましたよ。つもりかも?だけどw
教師も

「下手だけど精一杯やったのは認めてやるよ」

って言ってましたから(笑)

しかしあれですね。
いくら精魂込めて「作品」を作り、
当時の自分の力を出し切ったと思う作品でも
後でみると「いいかげんなことしてたんやなあ」
と思うことってありますね。

ないですか?
ない人、あなたはアラーキー(=天才)ですw
彼曰く

「天才は進歩しない」

これもまた名言です。




コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック