** 新・コバッチョ日記+++☆コダクローム復活?
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コダクローム復活?
先日改良したフィルムフレーム35。
もいっちょうパワーアップしました。
以前のはホンモノフィルムをスキャンして作ってたため
それはそれでリアリティがあって良かったんですが
大きく伸ばしたらやはり文字部分がヤバイ。
で、全てPC上で作りました。

nekosinda.png

モデルとなったのはコダックのPKR。
コダクローム64のプロ用ですね。
コダクロームも去年の夏販売終了となったんですが、

KODAKならぬ「KOBAK FILM」がそれを蘇らせてくれました・・・

という設定です。
5032だった品番も5034に進化です。
デザインも少し変わってます。

コダクロームは感度を違えて3種類あり、それぞれにプロ用とアマ用がありました。フジのRDPのようにナチュラルな発色で安定した製品ではなく、マゼンダ側に転ぶクセはあるは製造ロットによるバラツキも多いはで事前のテスト撮影は必須。高知で現像もできなかったし、個性的といえば聞こえはいいんだけれど、実際はなかなか使いづらいフィルムでしたね。

でも、クセがあるのはそのクセを生かせば利点にもなるわけで、普通に使ってもCC20M*程度は色乗りしてしまう感度200のPKLは蛍光灯下の撮影には重宝しました。というのは、蛍光灯だけの光源下で普通に撮ればCC40Mくらい補正を加えないと蛍光灯特有のグリーン被りで見ちゃおれんのですよ。

で、外光が遮断され、蛍光灯だけという現場は少なく、夜でもない限りたいがいのとこが外光も入ってくるわけです。そうなるとまたメンドくさく、外光と蛍光灯の光量のバランスで補正フィルターも変わってくるし、メイン部分は補正されたとしても、メイン部分よりも外光のバランスの強い窓際なんかには補正したマゼンダ色が微妙に残るわけです。また、レンズの前に濃いフィルターをかますわけだから当然暗くなりシャッタースピードも遅くなる。いいことはひとつもありません。

そこでPKLです。端から20Mや30Mのフィルターを要するこのフィルムですから蛍光灯の下ではフィルターノンでも構わないってことになります。使用したとしても薄い番号でOKです。しかもどういうわけか窓際にマゼンダがあまり残らないんですよね。この辺はデジタルに似てるかな?ISO200ではありましたが元々粒状性の良さが売りのコダクロームですので、感度アップによる粒子の荒れはエクタクローム系ほど気になりませんでした。

そんなコダクローム三兄弟には歌まであります。
ポール・サイモン「僕のコダクローム」です。
例によってYouTubeでどうぞ。



それと、今回、パーフォレーション部分を透明にしたかったのでjpgではなくpng保存です。
少々重いですがご勘弁ください。


CC20M*
デジタルみたく比較的簡単に色をいじることのできなかったフィルムでは、
撮影時に「CCフィルター」というのをレンズの前に被せて色調整してました。
Mというのはマゼンダ色で、その前の数字は濃さ具合です。
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