** 新・コバッチョ日記+++☆せこい話で恐縮ですが・・・
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せこい話で恐縮ですが・・・
昨日の美術館で

「今回は通路にも展示してますので通路での写真撮影もご遠慮ください」

って言われました。
最悪って思いましたねぇ。

たとえ通路でも、バックに蜷川さんの写真が写り、
著作権の関係でダメってことでしょうけど、
蜷川実花さんって基本「カメラマン」ですよ。
彼女はスタジオ撮影だけじゃなく、街中のスナップもします。
当然街中のスナップには看板やポスター類も入ります。
田舎ならまだしも都会でそれらを外して撮ることなどとうてい困難でしょうし
意図的にそれらを入れて撮ってる写真もあります。
写ってしまった看板やポスター、あるいはアート作品にも著作権は存在します。
じゃあそれらを撮影ならびに制作した者の権利はどうなるんでしょうねえ。

それらは外に向けて一度発表してるからいいんだ

なんていう理屈が通るなら、
今回の彼女の作品だって広告に使ったりしたことのある作品ばかりです。
背景に写るくらい、なんら問題はないでしょう。

だいたい僕は、カメラマンなんて「著作権」云々を
声高に主張できるような人種やないと思ってます。
世界中に溢れているものの殆どは他人様が作ったモノでしかありません。
ただ、なにがしかの「権利」が設定されているものは人物などごく少数です。
それをいいことにそれらをうまく複写し、
自己主張してるにすぎないんですよ、カメラマンなんて。
で、それを現像なりプリントして世に問うてるわけですね。
そういう作業を今は「加工」とか言ったりしますから
加工貿易みたいなもんです

で、他人の権利はないがしろにするクセに自分の権利だけは主張する。
こんな二枚舌はダメです。
大きくなったらハトさんになります

そりゃ誰かの写真作品を綺麗に複写し印刷して儲けたり、
「私が撮ったのよ」とかウソついてはいけません。
でも、会場内のスナップ程度に目くじら立てることもあるまいに、
と思うわけですよ。

まぁ、蜷川実花さんみたいな方は

「どうぞどうぞ撮ってもかまいませんよ」

と言ってくれそうなので悪の権化は「美術館」にあり、なんでしょう。
そんなことまでして「威厳」を保ちたいのでしょうか?

ついでに、なんですが。
以前、前田真三という方の写真がブームになりました。
その方は北海道の美瑛町を中心とした丘の風景写真で有名になったんですが、
彼の影響を受けプロアマ問わずたくさんのカメラマンが美瑛町を訪れるようになりました。
で、アマの殆んどは自室に飾ったりのジコマンで済んだんでしょうけど
プロの場合はそういうわけにはいきません。
その写真を売ってお金にしてこその「プロ」なわけですから。

そんなこんなのある日、ある農家の方が所有する丘の、
絶好の撮影ポイントに立て札が立ちました。

プロの方は〇〇料として箱の中に料金を入れてください。

何年も前のことなので何て書いてたかは忘れましたが、
概ね上記のようなことが書かれてました。
アマの方は除くとも書かれてたような気がします。

そりゃそうだと思いますよ。
一生懸命自分が耕し綺麗にした畑をどこの誰べえかも知らぬヤツが
勝手に来て写真を撮りそれを金に変える。
しかもお礼さえ言わない。

この記事を見た時、拍手喝采しました。
果たして幾人のプロが寸志を置いていったか知りませんけど・・・。


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