** 新・コバッチョ日記+++☆THE PIANIST
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THE PIANIST
「戦場のピアニスト」のDVDを借りて見てました。
原題は「THE PIANIST」なんだけど、
なんだか邦題は大げさにつけすぎるきらいがあるよなあ・・・。

 刺されても血を流さず
 くすぐられても笑わず
 毒を盛られても死なず
 苦しめられても復習せず

捕虜収容所に向かう広場で、主人公の弟が読んでた本に書かれてた言葉に僕は愕然とし、昨日の自分の行動を恥じた。そう、あれは復讐なのかもしれない。きれい事をを言うんじゃねえよ、工場長!おめえってそんな上等な人間じゃねえだろう。筋だなんだというけれど、結局は自分の鬱憤を晴らしただけだろうが。
ああ、自己嫌悪。



捕虜収容所といえば、僕は2000年夏に、ちょい用事でアウシュビッツ(オシフィエンチム)に行ってきたんだけど、その時のガイドさんのピンドールさんの話によると、アウシュビッツがポーランドにある為に大量虐殺を行ったのはポーランド人だという誤った認識を持つ人達が、ヨーロッパの中に増えているんだそうだ。日本も「日本とアメリカが一緒になって中国と戦った」と思ってる大学生がいるんだからさもありなんってとこですかね。「正しい歴史を教えないといけない」と、自分に言い聞かすように彼は言った。でも、正しいってなんだろ?

また、ポーランドでは14歳になるまではアウシュビッツを見学させない。認識が不十分な段階では誤った見方をする恐れもあり、逆効果を考えての事だという。そのかわり、それまでに学校できちんと教え、授業の一環として見に行くそうだ。もちろん親の責任において連れて行くのはいくつでもかまわない。「ここへは学習した後で、何をするべきかを教えてくれる教師と来るべきです。そして彼等の過去の歴史に涙するのではなく、独自の考えを持って欲しい」と、博物館教育部部長は言ってたけど、改悪後の教育基本法の下で、そういった教師が日本に生まれるのだろうか?はなはだ不安です。

20061228_1jpg.jpg


前館長のスモーレンさんの話も伺いました。

20061228_3.jpg

彼は収容所内のレジスタンス運動の中心的役割を担った人なんだけど「生きてここから出られるという希望や展望はありましたか」という質問に対し「生きて出られるとかよりも、ここアウシュビッツでいったい何がおこったのか、後世の人々に伝えなければならないと思った。私達の希望は、未来に生きる子供達の上にあった」と答えてくれました。どんな時にも子供は輝く未来そのものなんですね。

どんなに辛くても、希望を持って生き抜きましょうね、みなさん。

「オマケの写真」
20061228_2.jpg

クツの山です。
いったい何万足のくつがあるのでしょうね。
犠牲となった人々一人ひとりが残したモノは、圧倒的迫力で見る者を襲う。


コメント
この記事へのコメント
復活 オメ
って 自己嫌悪 しょっちゅうです 私なんか・・・

昨日はお客さんに逆ギレしてるし・・・。

怒らなくなったら 人間死んだも同じ・・・。

あれ 少しだけ 過激でした・・・。

では また 頑張ってくださいね。
2006/12/29(金) 22:47:16 | URL | とらじゃ #-[ 編集]
復活しております。
単純なもんです(笑)
2006/12/30(土) 00:11:55 | URL | 工場長 #-[ 編集]
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